飄々リベル

30代でフリーランスになった無謀な日記

退職してフリーランスになるためにどれだけの貯金が必要か(私の場合)

現在在職中でこれからフリーランス(つまり個人事業主)になろうとしている人にとって考えるべきことの一つに「どれくらいの額の貯金があればフリーランスになっていいのか」という問題がある。

これの難しいところは正解がないところだと思う。基準は完全に個人の判断に委ねられている。従って、貯金ゼロでもフリーランスになることは可能だし、貯金が1億円あっても踏ん切りが付かない人だっているに違いない。

本稿においては実際にフリーランスになった私の事例を中心に「退職してフリーランスになるためにどれだけの貯金が必要か」の問題を考察していく。

 

 

 

一般的な見解

様々な見解を調べてみると、おおよそ「生活費6ヶ月分の貯金」という意見が多いと感じている。つまりは「6ヶ月間収入が途絶えても大丈夫な金額」である。もちろん、各々の生活レベルは違うと思うので、具体的な金額についても個人によって変動するだろう。

「9ヶ月分の貯金」という意見もあったが「1年分」というのは寡聞であった。それ以上、例えば「3年分」というのも聞いたことがない。

ということは、一般的にフリーランスになるにあたって必要な貯金は「無収入になっても6ヶ月以上1年未満の生活ができる程度」であると考えることができる。

 

私はいくらの貯金をもってフリーランスになったか

ここからは私の事例である。私は「2年分」である。今フリーランスとして自宅で仕事をしているが、突然に無収入になっても2年間は生活を維持することができる。

 

なぜ2年分の貯金なのか

なぜ2年分かという明確な理由があるわけではないけれど、仮に無収入になってもそれだけの期間をやり過ごせるだけのお金が確保できていればなんとかなるだろうと思ったからである。自分の中での安心の感覚である。

無収入で2年分ということは、無収入とはならずとも収入が減っただけならばその貯金を削りながら5年くらい生きて行けるかもしれない。で、5年もあれば次の策を打つのに充分な時間的余裕がある。

 

私は行動が遅いし、臆病である。すぐに不安になる。自分に自信がそれほどあるわけでもない。そういう自分の短所を知っているからこそ、貯金には余裕を持たせて不安にならないように手段を講じた後にフリーランスになった。

それと、私はウェブサイト運営で収益を得ているが、取り組んでから約2年でなんとか食べていけるくらいの収入になった。であるので、今のサイトが駄目になったとしても、2年もあれば再び同じくらいの収益をあげられるだろうという目論見もあった。

 

とは言え、たいした金額ではない

2年間生活していけるだけの金額というと相当な金額と思われるかもしれないけれど、そんなことはない。地方都市在住の安アパート在住、約10年乗ったクルマは処分、食事は基本的に自炊、独身、物欲はそんなになく趣味は貯金。

つまり、一ヶ月の生活費があまりかからない。一般的な社会人と比べても支出はかなり少ない方だと思う。2年間生活に困らないの貯金というのも低賃金・ボーナスなし・退職金なしの仕事をしながら、家で副業(今の本業)をして貯めた。

特に私のような不安にとらわれやすい人がフリーランスになる場合、生活レベルを下げて支出を減らすという戦略は有効であると思う。支出を減らすということは、多く稼がなくても良いということに他ならない。

生活レベルを下げることは最高のリスクマネジメントであると私は考えている。

 

で、どのくらいの貯金をしてから退職すべきか

冒頭でも述べたけれど、これに正解はない。ただ、人はお金がなくなってくると不安になって焦る。焦ると判断を誤りがちになる。で、泥沼に嵌まる。

もちろん、ピンチはチャンスだという考え方もあるけれど、そういうポジティブな人はそもそも「いくら貯金があればフリーランスになっていいのだろうか」なんて悩まない気がする。

 

状況はそれぞれ違うかもしれないけれど、実際にフリーランスになった私から言えることは「◯◯円の貯金!」ということにこだわることなく、

 

・退職してやっていく自信がどれだけあるか

・収入源は既に確保されているか

・どれだけの貯金があれば安心できるか

 

これらを具体的にイメージしてみて、不安にならない金額を確保してから退職するのが良いのではないだろうか。加えて、おせっかいとして個人的な価値観を押し付けるなら、生活コストを減らすことで稼がなければならないプレッシャーを限りなく低くすると、健全なる精神で余裕を持ってフリーランス生活に入ることができると感じている。