飄々リベル

30代でフリーランスになった無謀な日記

個人アフィリエイターは本当に稼げなくなるのか?を考察する

先月2018年5月、アフィリエイト報酬が激減した。

報酬額は去年の11月をピークとして翌月12月の俗に言う「健康アップデート」の煽りを受けて減少、そのまま漸減し続けて先月に追い打ちがかけられた形だ。競合のいない分野で飄々とやっていたのになぜアクセスが減っていくのだろうか、確かに努力不足は否めないな、などと疑問に思っていたところ腑に落ちる記事が投下された。

 

anond.hatelabo.jp

 

sennich.hatenablog.com

 

簡単にまとめれば、組織化したアフィリエイターとASPが手を組んで「カルテル化」、ASPが知り得る「稼げているキーワード」を組織化したアフィリエイターに耳打ちすることでページを量産、ASPもアフィリエイターもwin-winの関係にある中で、弱者である個人アフィリエイターが駆逐されていくという構図である。

私の友人も上記記事に衝撃を受けたのか「アフィリエイトで一攫千金」を夢見て愚直に1日1記事を更新し続けていたのに、突如として投稿をやめてしまった。

 

本記事では、個人アフィリエイターに本当に未来はないのか?を考察し、個人でも何とか生き延びていく方策を探っていくものである。

 

個人的な情報

私は個人事業主としてアフィリエイトをしている。アフィリエイトに手応えを感じて2018年から独立した。とは言え、それまで所属していた会社が遅かれ早かれ倒産するのは目に見えていたし、事実、先月倒産した。独立したのは必然であり、不可抗力であった。

アフィリエイターというよりもブロガーに近い形である。つまりは、本格的なアフィリエイターのように「紹介する商品を決めて徹底的にサイトを構築する」という手法ではなく、有益と思われる情報、ウェブ上にない・まとまっていない情報、買った商品のレビューなどを投稿している。完全ホワイトでニッチ、ロングテール狙い。稼げれば何でもいいと傍若無人にやらないことをポリシーにしている。多分割は悪いが、それが信念としてある。

 

アフィリエイトドリームは終わったのか?

上述の通り、売上は下がり続けている。しかし、個人的な見解では「月100万円」などという夢物語な金額を稼ぐのは難しくなったとしても、最低限生きていくくらいは稼ぎ続けることは可能なのではないかと思っている。理由は3つある。

 

1. 強者だけが生き残るわけではない

イオンやコンビニという強者の躍進の影で、街にある全ての個人商店が潰れているわけではない。厳しい状況であるかもしれないけれど、それでもなんとか細々と営業できているところがあるのは事実だ。

特に生き延びるための明確な理論を紹介できるわけではないけれど、これは大きな希望であるように思える。我々は個人商店だ。組織化した最強アフィリエイターが跋扈する世界においても生き残る方策がゼロではないことを示しているように思える。

 

2. ウェブ上の資産となる

アフィリエイトやブログの強みとして「作ったサイトが資産になる」ということがよく言われる。記事を投稿した見返りに報酬を受け取るのではなく、ウェブ上に存在する資産から報酬を受け取るのである。

もちろん、ウェブ上の情報は無尽蔵であり、ものすごい速さで他者の新規記事が増えていくので「資産さえあれば一生安泰」であるとは言えないけれど、良質な記事を投稿し続けることによって強固な資産を築き続けることに繋がる。

少なくとも時給で働くバイトよりは将来性もやりがいもあるのではないかと個人的には思う。あくまでも個人的に。

 

3. 実際に稼ぎ続けている個人アフィリエイターがいる

上で挙げた「カルテル化」で問題となっているのは、組織化したアフィリエイターがASPと手を組み、検索エンジンをパワープレイによって蹂躙していることである。

しかし、成功しているアフィリエイターが全て組織化しているかと言うと、そうでもない。具体的に挙げることはしないけれど、全て自分の足で取材して記事を書き成功を収めているサイト、書き手はたくさんいる。

この先どうなってしまうのかは誰にもわからないが、彼ら/彼女らは同じ手法で孤軍奮闘していくだろう。希望だ。

 

個人アフィリエイターが生き延びるための方策5つ

現時点で考えられる個人アフィリエイター、ブロガーが生き延びるための具体的な方策を考えていこう。

 

1. 愚直にやる

信念を持ってこれまでと同じように、これまで以上の労力を投下することである。いきなり戦略ではなくマインドの話になってしまったが、時給で働いているわけではない以上、これ以上の戦略はないとも言える。とにかく愚直に、テスト&エラーを繰り返しながら淡々とやっていくこと。

私は集中力に乏しくすぐに不安になりがちで生産性が著しく低下してしまうことが多々あるので「愚直に淡々とやる」が一番重要であったりする。

 

2. サイト売却

もはやひとつのサイトで長く稼げる時代は終わったと考えるならば、売却を前提に集中してひとつのサイトを作り上げるというビジネスモデルも視野に入れるべきかもしれない。

先述の「資産になる」とは逆の考え方になるけれど、多くの戦略を有することでリスクマネジメントになることも確かである。

 

3. 薄利戦略

組織化したアフィリエイターとASPの「カルテル化」で狙われるのは、稼げるキーワードである。稼げるキーワードが彼らの間で共有されることで、検索エンジンが蹂躙される。ということは、稼げないキーワードは無風である可能性がある。

事実、私の所有するサイトでもPVが下がっている記事もあれば、全く無風である記事もある。その無風の記事とは「稼げない記事」だ。

 

組織化したアフィリエイターはライターへの人件費を捻出しなければならないから、稼げない記事を書いてもらうことに意味はない。その辺のコスト管理にはシビアなはずだ。

 

しかし、私たちは個人で好き勝手にやっている。自分自身に人件費がかかるわけではない(生活費はかかる)。つまりは、蹂躙されそうにない「比較的稼げない記事」を投下し続けるのも有用であると思われる。具体的には、ASPの1件10,000円狙いではなく、アドセンスやAmazonアソシエイト狙いで行くなど。塵も積もれば山となる。

但し、この戦略は「貯蓄に余裕がある」「副業としてやる」場合のみ有効であると思う。余裕がないときの薄利戦略はあまりにも呑気すぎる。

 

4. ニッチを追い続ける

インターネット上にはあらゆる情報が溢れていて、もはや書かれていない情報なんてないと思われがちだけれど、そんなことはない。例えば、私は過日「パンクラチウム・シッケンベルゲリ」という何だか良くわからない珍しい植物を買ってきたのだが、Googleで調べても詳しい育て方が全く出てこないのだった。

 

もちろん、「パンクラチウム・シッケンベルゲリの記事を書けば稼げる」ということではない。ニッチはまだまだ眠っているという話。個人的な経験では、検索数の多いキーワードで書くよりも「誰がこれで調べるんだよ」というキーワードのほうがPVは圧倒的に伸びる。

「稼ぎたい」と渇望する人は強者にしか目が行かない傾向にあるような気がする。そんな彼らを横目にニッチをコツコツと発掘していくのは極めて有効な戦略であると私は考えている。それで稼げるかどうかは誰にもわからないけれど、少なくとも「ネット上で情報を共有する」という社会貢献はできるので、少なくとも私にとってはやりがいはある。

 

5. インフルエンサーになる

個人的にはやらないけれど、思い切って表舞台に出てインフルエンサーを目指すのも有効な戦略であるように思う。インフルエンサーは検索エンジンに依存しない。存在自体に影響力がある。

批判や炎上は必須であるとも言えるので強靭なメンタルが必要であるとも思われるし、まずインフルエンサーと呼ばれる存在にまで登り詰めるのが大変であろうけれど、良質なサイトをコツコツと作るよりもきらびやかなインフルエンサーの方が向いている人もいるに違いない。

 

まとめと独り言

アフィリエイトに未来があるのかどうかは誰にもわからない。しかし、私は社会人に向いていないと自覚しているので、しばらくは逆境の中でアフィリエイトと向き合おうと思っている。弱者には弱者の戦略がある。

駄目だったら諦めるしかない。しかし、諦めるにはまだ早い。単なる悪あがきかもしれないけれど、悪あがきが奏功した例はおそらく枚挙に暇がない。

 

個人で苦境に立たされているアフィリエイター、ブロガーの方々、個人戦ではあるけれど共に頑張ろう。

 

弱者の戦略 (新潮選書)

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