飄々リベル

30代でフリーランスになった無謀な日記

2018年春アニメ、完走した3作品と完走しなかった3作品+αの感想

かつてはてな匿名ブログに「アニメって結局完走するのって3〜4作品だよな」という投稿がなされていて、例に漏れず私も今季で完走したのは3作品であった。基本的にAmazonプライムビデオにて配信されている作品だけを見ている。

第2話までは18作品を見て、第3話以降を見続けたのが7作品、うち完走が3作品という内訳である。本稿では見続けた7作品について下記で感想を綴っていく。

 

※第2話まで見た18作品については下記関連記事を参照されたし。

www.hyohyoliber.com

 

ヒナまつり(完走)

 

hina-matsuri.net

 

傑作にして圧倒的な今季覇権。本当に面白くて(笑える)1話につき二度見た。こういうことはあまりない。Amazonのレビューでも圧倒的高評価。

あらすじは「インテリヤクザである新田の元に、サイキック少女ヒナが現れて共同生活を送るドタバタコメディ」とでも言うのだろうか。ただ、この面白さは実際に見てもらう他ないように思う。原作は漫画だが私はそれを知らず、何も期待しないで見始めた。おもしろかった。原作ファンにもこのアニメ化は高く評価されているようである。

アニメーション制作は『俺ガイル続』『月がきれい』でお馴染みのfeel。ここの作品は本当にハズレがない。ちなみに、2018年夏アニメでは『ISLAND』を制作している。

監督は及川啓。この人、今季はこの『ヒナまつり』と『ウマ娘プリティーダービー』の2作品の監督をしていて、これらは覇権の双璧である。天才かよ。

ヒナまつり 1 (HARTA COMIX)

ヒナまつり 1 (HARTA COMIX)

 

 

ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン(SAOGGO)(完走)

 

gungale-online.net

 

ソードアート・オンラインのスピンオフ企画のようなもの。今が旬のバトルロイヤル系シューティングゲーム(例:PUGB、荒野行動、FORTNITEなど)を題材として扱っており、ベストなタイミングでのアニメ化であると思う。

意図的に感情移入を拒絶するように作られているように思う。主人公レンが「殺せ殺せ殺せぇぇぇ!!」とくどいくらいに絶叫するところであったり、本作のボスとも言えるピトがGGOに参戦する動機であったり、Mがピトを愛する理由であったり、いちいちが全く共感できない。ここまで感情移入ができないということは、意図的にそうしているとしか考えられない。

であれば、『幼女戦記』のように感情とは違ったところに全振りしているかと言えば、そうでもない。つまりは、全てにおいて中途半端な作品であったという他ない。おそらく原作はおもしろいのだと思う。

とは言え、全13話を完走した。それは、それなりに話の展開が気になったこと(原作は『キノの旅』の時雨沢恵一)、SAOは面白かったことが印象に残っていたこと、作画が綺麗であったことに加えて、後半から赤﨑千夏さん演じるフカ次郎の出番が多くなったことに起因する。個人的に赤﨑さんの声が好きだ。

主役を務めた楠木ともりさんはニコニコのアンケート(https://enquete.nicovideo.jp/result/139)で「今季で好きな声優」で第1位に輝いていた。歌唱しているED曲も良かった。ラジオに出ていたのをたまたま聞いたところによると、快活な才女という感じで好感の持てる人であった。


「To see the future(TV size)」(TVアニメ『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』エンディングテーマ)

ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン (1) ―スクワッド・ジャム― (電撃文庫)

ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン (1) ―スクワッド・ジャム― (電撃文庫)

 

 

多田くんは恋をしない(完走)

 

tadakoi.tv

 

安定した佳作である。一言で言ってしまえば「身分違いの恋を描いたラブコメ」ではあるが、恋と友情、過去と未来について丁寧に描かれている。主人公の多田くんを軸にした群像劇と言っても差し支えないだろう。

「絶対に見るべき傑作」とはまでは行かないけれど「見て悪い気はしない」くらいの作品だろうか。悪い人が誰も出てこないので毎回大変に清々しい。こういう作品を見ると、物語の定石であった「正義 vs 悪」みたいな構図はもはや時代遅れになりつつあるのかもしれないと思える。

オーイシマサヨシ氏によるOP曲は傑作。


オーイシマサヨシ「オトモダチフィルム」(TVアニメ『多田くんは恋をしない』オープニングテーマ)Music Video Full ver.

 

シュタインズ・ゲート ゼロ(2クール作品の1クール目)

 

steinsgate0-anime.com

 

1クール目は全て見た。これから2クール目に入る。今のところ期待を裏切ることなく大変におもしろい。

スマホの中の牧瀬紅莉栖(アマデウス、AI)にオカリンがのめり込みつつある描写は、最近のVTuberへの熱狂とも重なる部分があってタイムリーでありながら考えさせられる部分であった。胸熱だった。

 

3D彼女 リアルガール(第8話で脱落)

 

www.3dkanojo-anime.com

 

第1話を見た際には「これは青春ゾンビを確実に殺しに来てるぞ...!」と衝撃を受け、4話あたりまでは楽しく見られたものの、基本的にストーリーが「アホな主人公→痴話喧嘩→主人公「ごめんな?」→アホな主人公のせいで痴話喧嘩」の繰り返しで、うんざりしてしまった。

OP曲がくるりであったのには驚いた。ヒロインの声(CV:芹澤優)は良かった。Amazonプライムビデオでは配信されていなかったのでニコニコで見た。

 

Caligura -カリギュラ-(第5話で脱落)

 

caligula-anime.com

 

第1話は謎めいていて伏線だらけのような感じがしたので完走しようと思っていたものの、1話完結型のストーリーに脈略がなく、謎というよりは破綻のように感じられてしまったので見るのをやめてしまった。

萌え絵でない女の子の画は独特でありながらとても可愛らしく、作中曲も良かっただけに残念だ。


TVアニメ『Caligula -カリギュラ-』挿入歌「レネット」試聴動画

 

ヲタクに恋は難しい(第3話で脱落)

 

wotakoi-anime.com

 

私は特段オタクというわけではなく(たぶん)、アニメも約1年前から見始めたくらいの初心者なのだが、多数指摘されているように、この作品の中で描かれるヲタクの描写があざとい上に的を射ていないように感じて見るのをやめてしまった。

作中で喫煙の描写がわざとらしく繰り返し出てくるのだが、何か明確な意図があったのだろうか。

 

あまんちゅ!〜あどばんす〜(今見ている)

 

amanchu-anime.com

 

第2話まで見て良作であると確信していたもののそう言えば続きを見ていなかったので、この記事を書きながら見ている。

引っ込み思案な人物を語り手に設えているところが個人的に好きである。また、特に中盤、唐突にマジックリアリズムのような展開がなされるのも好き。

一般に「癒し系アニメ」「環境アニメ」と言われている。劇的な展開も謎解きもないし扇情的なシーンもそれほどない。だから良い。忙しい毎日にあってこういう作品を落ち着いて見られることは心の余裕を図る指針になり得る。

最高の佳作である。きちんと見ているべきであった。

 

以上、「2018年春アニメ、Amazonプライムビデオで見られる完走した3作品と完走しなかった3作品の感想」でした。

 

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