飄々リベル

30代で会社を辞めた無謀な日記。ひとりで生きる

いじめられていたというメンタリストDaiGoさんが、成功していじめる側になってしまった

2019年10月下旬、YouYube上ではえらいてんちょうさんとメンタリストDaiGoさんとのバトルが繰り広げられていた。以下、えらてんさん、DaiGoさんと表記。

 

議論の要旨は、DaiGoさんが各地の台風被害に際して「ホームレスの避難所受け入れが拒否されたことが議論になるならペットの受け入れ拒否も議論になってしかるべき」というような問題提起をし、それに対してえらてんさんが「ホームレスとペットを同じように考えているのはおかしい。まずは人権の尊重だ」と反論(カッコ内は要旨)。

 

その後、DaiGoさんは(恐らく)えらてんさんを指し弱小YouTuber呼ばわりした上で、「チャンネル登録者数が自分の1/10もない者の意見なんて聞く価値がない」と一刀両断。そして、苛烈な自己責任論を展開するに至った。もちろん、それらに対して、えらてんさんもYouTube上で反論していた。

 

で、来たる10月27日、DaiGoさんはYouTube上で「えらてんさんに感謝」みたいな動画を公開(公開になったり非公開になったりしている)。

 

その動画の内容はというと、非常に低姿勢で「えらてんさんにいろいろ指摘して頂いて感謝している」ということを述べながら、えらてんさんのwikiページを朗々と朗読。「カルト宗教の教祖をしていた」「従業員を無給で働かせていた」などのwiki情報という名の過去を嬉々として暴露。大変に悪意の感じられる動画であり、私は呆然を通り越して爆笑しながら見ていた。

 


貴重なご指摘ありがとうございます!【動画説明欄も見てね▼】

 

私の立場は中立である。DaiGoさんの動画を見てライフスタイルの参考にしたこともあるし、えらてんさんのしょぼい起業という考え方にも共感している。

 

ただ、ここ最近のDaiGoさんはちょっとおかしいぞ、と思っていた。京アニのあたりまでは良かった。しかし、ペットの避難所受け入れ問題をホームレスを引き合いに出して語るのはどうかと思ったし、その後立て続けに語られた自己責任論にも否定的な感情が生まれたし、何より、否定的な意見に対して「弱小YouTuber」という全く論理的でない的外れな言葉で躍起になって対抗しているのも見苦しかった。

 

これら一連のDaiGoさんのえらてんさんに対する言動は、まさにいじめなんじゃないかと思った。

 

いじめとは要するに数の暴力である。1対1ならただの喧嘩。一人の傍若無人な者が暴れているだけならただの問題児。ボスとその子分が一人に対して徹底的に嫌がらせをするからいじめなのである。

 

DaiGoさんはチャンネル登録者や視聴者という子分を従えて、えらてんさんに対して議論ではなく「弱小YouTuber」というような理不尽な言葉で攻撃した。自分の動画内でえらてんさんの黒歴史みたいなものを明らかな悪意を持って多数の視聴者に対して公開した。これ、いじめと何が違うのだろうか。

 

DaiGoさんはこれまでの自分の動画内で、執拗なまでに「自分はいじめられていた」ということを繰り返し言っていたのが印象に残っている。

 

それが「自分はいじめられていたから、いじめを少しでも減らしたい」という行動に出るのではなくて、DaiGoさん自身がいじめと同じような行動に出てしまったのは本当に残念だ。

 

カジサックさんとのコラボ動画内でも「自分はいじめられていた。周りの人も教師も誰も助けてくれなかった」と言及し、その上で「自分は今、君たちの年収以上の額を納税しているけれど、それを聞いてどう思いますか?」みたいなことを言っていた。私は非常に胸糞悪く思ったのでその動画はそれ以上見ていない。

 

DaiGoさんは並々ならぬ努力をして今のように大金を稼いだらしいけれど、その努力は「世界をより良くしたい」という動機によるものではなくて、「いじめた奴らを見返してやりたい」という動機によるのだということがはっきりとわかった。

 

で、「いじめた奴らを見返してやりたい」が暴走した結果、なぜか自分がいじめの加害者側に立ってしまった、という印象を受けた。改めて申し上げるが、非常に残念だ。